猫のおしっこの匂いがいつもと違う……そう感じたことはありませんか?
カビの治療に専念していた頃、ふと気づいたことがありました。
猫特有のツンとした匂いがしない。 なんというか、どこか甘いような——。 子どもの頃に飲んだ咳止めシロップのような、そんな匂いでした。
気のせいかもしれない、と思いながら。 でもその小さな違和感が、新たな闘いの始まりになりました。
カビ完治の日に、向き合うことになった「現実」
2025年12月5日。 2回目の陰性判定で、カビの完治が告げられました。
やっと終わった。 ようやく胸をなでおろしたその日に——私が伝えた「おしっこの匂い」をきっかけに、エコー検査が行われました。 (※カビ治療の記録は[前回の記事]でまとめています)
そこで見つかったのは、腎臓の異常。
詳しい原因を調べるためには、「尿検査」が不可欠だと言われました。
「採尿から30分以内」という高いハードル
先生から告げられた条件が、なかなか厳しいものでした。
🗨️ 先生
「正確な結果を出すには、採尿してから30分以内に病院へ持ってきてください」
病院までは車で通常20分。 受付の時間を考えると、採尿してから車に乗り込むまでに使える時間は、実質10分もありません。
採尿に成功した瞬間から、一分一秒を争う状況です。
採尿スティック「ウロ・キャッチャー」と、ひたすら待つ時間
病院から渡されたのが、専用の採尿スティック「ウロ・キャッチャー」。


💡 ウロ・キャッチャーの使い方 スティックの先端のスポンジ部分に、猫のおしっこを染み込ませて採取します。 ポイントは「即席トイレ」の作り方。トイレシートを裏返して(吸収面を下にして)トイレに敷くと、おしっこが吸い込まれずに表面に残るので、スティックで採取しやすくなります。
2025年12月19日。 いつ「その時」が来てもいいように準備を整えて、ここのおしっこタイムをひたすら待ちました。
先生の指導通り、トイレシートを裏返して貼り付けた即席トイレを用意。
ココがトイレに向かうたびに、こちらの緊張感も一気に高まります。 …今回は違った。 …まだか。
待つ時間が、こんなに長く感じたことはありませんでした。
ついに採尿成功——カウントダウン開始
その時が来ました。
採尿、成功!
すぐさまスティックを袋に収め、ココをキャリーへ。 時計を見た瞬間、頭の中でカウントダウンが始まります。
「受付を考えたら、あと20分しかない」
気持ちは焦る。でも大切な尿と、大切なココを抱えているので——実際は心を落ち着かせて、安全運転に徹しました。
「赤信号、早く変わって」と願いながら、一刻も早く病院へ届けるためのドライブです。
| 経過時間 | アクション | 残り時間 |
| 0分 | 採尿成功!ウロ・キャッチャーを密封 | 30分 |
| 5分 | ココとキャリーに入れ、車へ | 25分 |
| 25分 | 病院の受付に到着(セーフ!) | 5分 |
| 30分 | 検査開始 | 0分 |
期限ギリギリ——検査結果は
病院の受付に滑り込んだのは、採尿からおよそ25分。 残り5分という、まさにギリギリの到着でした。
結果は、「今すぐ治療が必要な状態ではない」というものでした。
先生も少し気になる点はあるとのことで、しばらく様子を見ながら「エネアラ」というサプリを飲むことになりました。

ちなみに、粒の大きさはこれくらい。 錠剤に線が入っているので、専用の道具がなくても普通のハサミで簡単に半分にすることができました。
病院では、半分に割ったものをそのままパクッと食べてくれたここ。 今はお家で、1日1錠を半分にカットして、いつものカリカリご飯に混ぜて置いておくだけ。 自分から進んで食べてくれています。
サプリを飲ませるのに苦労している飼い主さんも多いと思いますが、混ぜるだけで食べてくれるのは本当に助かります。
今すぐ入院、とか治療、という言葉じゃなくてよかった。 本当によかった。
検査を終えて
自宅に帰ってからのここ。

何事もなかったように、元気におもちゃで遊んでいました。
あの時、「何かおかしい」という直感を信じて先生に伝えて、本当によかったと思いました。
カビが終わっても、ここの闘病はまだ続きます。 それでも、これからも小さなサインを見逃さないように、丁寧に向き合っていこうと思います。
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