手術という大きな山を越えたココ。
でも実は、退院前からもうひとつの影が忍び寄っていました。
**「真菌(カビ)」**です。
退院時は「あえて」治療を遅らせた理由
退院前に行われたウッド灯検査の結果は、残念ながら陽性。
「手術のあとにカビまで……」と追い打ちをかけられた気分でしたが、先生の判断は冷静でした。
🗨️ 先生の言葉
「まずは手術した腸の状態を安定させることが最優先です」
術後すぐのここは免疫力も落ちていて、カビの飲み薬は肝臓への負担が懸念される状態。 そのため、退院時から塗り薬**「ニゾラールローション」**でのケアをスタートしつつ、飲み薬は腸の状態が落ち着くのを待つことになりました。
「一気に全部治す」のではなく、今のココに何が必要かを見極める。 それは、ココのペースに合わせた**「順番待ちの治療」**でした。
10月21日、ついに本格治療スタート

腸の状態が落ち着いてきたのを見届けて、10月21日からいよいよ内服薬**「イトラコナゾール」**の服用を開始。
このとき先生から、ある注意を受けました。
🗨️ 先生の言葉
「人にも他の猫にもうつる可能性があるから、エプロンと手袋をして処置してください」
それを聞いた夫は、翌日にはホームセンターへ。 買ってきたのは、なんと**不織布のつなぎ(全身を覆うタイプ)**でした。
ここから、夫婦二人がかりの**「完全防備ケア」**が始まります。
- ここの部屋に入ってから、防護つなぎを着用
- 薬を塗るときは使い捨て手袋を装着
- 部屋を出るときは、除菌シートで手指と足の裏を丁寧に拭く
先生には「そこまでしなくても(笑)」と苦笑いされましたが、多頭飼いの我が家では、先住猫のナナとミミにうつすわけにはいきません。
見た目は完全に**「怪しい業者」**でしたが、私たちは必死でした。
鼻の塗り忘れという「やらかし」

退院時からずっと続けてきた塗り薬**「ニゾラールローション」**。内服薬が加わってからも、引き続き毎日塗り続けていました。
この塗り薬、目に入らないように気をつけなければいけないのですが——暴れるここの小さな顔に塗るのが、これがまた大変で。 毎回ひやひやしながら、慎重に慎重に塗っていました。
全身をケアしていたつもりでした。……つもりでした。
なぜか鼻の部分だけ「これはカビじゃない」と勝手に思い込んで、塗り忘れていたのです。
当然、翌週の検査で先生からチェックが入ります。
🗨️ 先生の言葉
「ここ(鼻)、まだいますね」
「ごめん、ココ!」と心の中で謝りながら、夫婦でさらに気合を入れ直してケアを続ける日々が始まりました。
ついに勝ち取った「完治」の判定
真菌は、想像以上にしつこいものでした。
約2ヶ月間、根気強くケアを続けた記録がこちらです。
| 日付 | 検査結果 | 状況 |
|---|---|---|
| 11月 6日 | ウッド灯検査:陽性 | まだまだ、しぶとい……! |
| 11月21日 | ウッド灯検査:1回目の陰性! | ついに光が見えた! |
| 12月 5日 | ウッド灯検査:2回連続の陰性 | 完治確定! |
真菌は再発しやすいため、1回の陰性では安心できません。 **「2回連続で陰性が出て、ようやく完治」**という厳しいハードルを、ココはついに超えてくれました!
焦らないことが、完治への近道
振り返ると、手術は「一気に起こる出来事」で、カビは「じわじわ続く日常」でした。
🗨️ 先生の言葉
「焦らないことが、一番の近道です」
先生のこの言葉通り、目の前の問題を一つひとつ順番にクリアしていく大切さを、ここに教えてもらった気がします。
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