窓を開けると、秒で飛び込んでくる。
換気のための数秒間しか開けないのに、
網戸越しに外をじっと見つめるココ。
その日も、窓を開けた瞬間に飛び込んできました。
ただ、その日はいつもと少し違いました。
ぽつんと落ちていた、黒いもの
ケージを開けたとき、ココはトイレの中にいて、砂をかけていました。
めずらしいな、と思いながら窓を開けると、案の定ビューっと飛び込んでくる。
でも窓の前に着地したここは、そのままくるっとお尻を丸めて、
ずるずると歩き始めました。
おしり歩き。
「あ、うんちついてるのかな」とは、トイレにいたから薄々思っていました。
ひとまず窓を閉めて振り返ると、カーペットの一箇所をせっせと砂かけしているココ。
近づいてみると、茶色いカーペットの上に、黒いものがぽつんと落ちていました。
やっぱりね。
でも、ぽつんと一粒。汚れもほぼなし。
ほっとしました。
以前モモが軟便でお尻歩きをしたとき、床に長〜い線がついていたことがあって。
あのときのことを思えば、今回は全然大丈夫。
むしろ健康な証拠だと、ちょっと嬉しくなりました。

おしり歩き(スクーティング)について
お尻を床にこすりつけて歩く行動は、肛門嚢の違和感や排泄後の不快感が原因のことがあります。繰り返す場合は念のため獣医さんへご相談を。
なお、お尻から猫草が出ている場合、成猫なら慎重に取ることもありますが、子猫は腸が弱いため無理に取らない方が安心です。
猫草、デビュー
おしり歩きに動揺しながら部屋を片付けた後、
今度は別の光景が目に入りました。
伸び切ってしおれた猫草に、ココが一生懸命かじりつこうとしているのです。
足場は揺れるカーテンと爪とぎ。
不安定なのに、ひたすら真剣。
ミミは2〜3歳になるまで猫草に見向きもしなかったのですが、
ココは自分で気づいて、自分から欲しがっていました。
かわいくて、しばらく観察してしまいました。
でもしおれていてうまく食べられなさそうだったので、
試しに3〜4センチに切って、2〜3本あげてみました。
ちょっと短すぎたのか、かんでも口の中から出てくる。
それでも、拾うとまた食べようとするココ。
すごい食いつき。

ちぎってあげようとすると、途中でもう飛びついてくるので痛い。
でもその必死さが、なんだかうれしくもありました。
猫草も鰹節も大好きなのは、ミミと同じ。
まだ積極的にはあげられないけれど、
この子もそういう子なんだな、と思った瞬間でした。
デビュー以来、猫草への執着は日に日に増していきました
部屋から出すとまっ先に猫草のところへ一直線。
そしてある日、カーテンレールの上にまで登るようになりました。
猫草に近いから、という理由だけで。

カーテンレールの端まで行ってしまうと、今度は戻れなくなる。
「じゃあエアコンに飛び移ろう」とでも思うのか、
身構えているので、慌てて椅子の上に乗って降ろします。
降ろしたら降ろしたで、またすぐ登ろうとする。
……最終的には、部屋に連れていくしかありませんでした。
子猫の爪は鋭くて、加減というものを知らない。
飛び込んでくるたびに、手も足も肩も傷だらけ。
おまけに髪の毛もおもちゃだと思っているのか、
食べようとしてくるので、それも困っています。
おしり歩きに焦って、猫草で笑って、カーテンレールに呆れて。
慌ただしかったけど、こうやって記録に残しておいてよかったなと思います。
※ミミの猫草への本気っぷりはこちら:猫草に本気すぎる猫、ミミ。
※猫草の与え方・食べない理由についてはこちら:猫が猫草を食べないのはなぜ?

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