チャイムひとつでパニック|ナナの逃げ方に笑って、心配になった日

猫たちとの日々

その日は、特別な予定もなく、いつも通りの静かな一日になるはずでした。

ナナは音や気配にとても敏感で、来客や急な物音があるとすぐに緊張してしまいます。

「今日は何も起こりませんように」と思いながら過ごしていました。

きっかけは、たった一つの音

午後、玄関のチャイムが鳴りました。

たったそれだけ。
でもナナにとっては、世界がひっくり返るほどの出来事です。

チャイムの音が鳴った瞬間――ナナは一瞬固まり、次の瞬間、
床を這うような低い姿勢で、一気に逃走しました。

ナナの”本気パニックモード”

「ナナ」

ナナのパニック時の逃げ方は独特です。

とにかく体を低く、音を立てずに移動する。
家具の隙間へ滑り込んで、息をひそめてじっとする。

床にぴったりくっついて、移動する姿があまりにも真剣すぎて、
最初は、正直笑ってしまいました。

呼んでも、声は届かない

でも、名前を呼んでも反応はありません。

目は大きく見開かれて、体が小刻みに震えていました。

その姿を見ているうちに、笑えなくなってきました。
こんなに怖がらせてしまったんだ、と。

しばらくして、少しずつ落ち着いてきた

時間が経つにつれて、周囲が静かだと分かってきたのか、
ナナは少しずつ呼吸を整え始めました。

お気に入りの場所から、そっとこちらを見つめてくるナナ。

まだ不安そうな目でしたが、
逃げ回る様子はなくなっていました。

笑って、それから心配になった

「ナナ」

ナナは、とても繊細な子です。

人間にとっては何でもない音でも、ナナには大事件です。
逃げ方がおかしくて笑ってしまったけれど、
あの震えを見ていると、やっぱり心配になる。

急な音をできるだけ立てないこと、安心できる場所を守ること。
そういう小さな気遣いが、ナナには必要なんだと改めて思いました。

ビビりすぎるのも、ナナらしさのひとつ。
それでも、できるだけ怖い思いをさせたくないな、と思っています。


※ナナを含む、わが家の三姉妹の猫については、こちらの記事で紹介しています。

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