手術という大きな山を越えたココ。しかし、実は退院前から、もうひとつの影が忍び寄っていました。それが「真菌(カビ)」です。
退院時は「あえて」治療を遅らせた理由
退院前に行われたウッド灯検査の結果は、残念ながら陽性。手術のあとにカビまで……と追い打ちをかけられた気分でしたが、先生の判断は冷静でした。

まずは手術した腸の状態を安定させることが最優先です
術後すぐのココは免疫力も落ちており、カビの飲み薬は肝臓への負担が懸念されました。そのため、まずは整腸剤と食事管理で体力を戻すことを優先。「一気に全部治す」のではなく、今のココに何が必要かを見極める、ペースに合わせた順番待ちの治療でした。
10月21日、ついに本格治療スタート

腸の状態が落ち着いてきたのを見届けて、いよいよ10月21日から内服薬「イトラコナゾール」の服用を開始しました。
先生からは「人にも他の猫にもうつる可能性があるから、エプロンと手袋を」と注意を受けていました。それを聞いた夫は、翌日にはホームセンターで不織布のつなぎを購入。
ここから、二人がかりのケアが始まります。ココの部屋に入る前にはつなぎを着て手袋を装着、部屋を出るときは手足の消毒を徹底する。先生には「そこまでしなくても(笑)」と苦笑いされましたが、多頭飼いの我が家ではナナとミミにうつすわけにはいきません。見た目は完全に「怪しい業者」でしたが、私たちは必死でした。
鼻の塗り忘れという「やらかし」

内服薬と並行して塗り薬も続けていましたが、ここで「やらかし」が起きます。全身をケアしていたつもりでしたが、なぜか鼻の部分だけ「これはカビじゃない」と思い込み、塗り忘れていたのです。
当然、翌週の検査で先生から「ここ、まだいますね」と指摘され……。「ごめん、ココ!」と謝りながら、夫婦でさらに気合を入れ直してケアを続ける日々でした。
ようやく出た「完治」の判定
真菌は、想像以上にしつこいものでした。ここから約2ヶ月、根気強くケアを続けた記録がこちらです。
真菌は再発しやすいため、1回の陰性では安心できません。「2回連続で陰性が出て、ようやく完治」という厳しいハードルを、ココはついに超えてくれました。
焦らないことが、完治への近道だったのかもしれません
振り返ると、手術は「一気に起こる出来事」で、カビは「じわじわ続く日常」でした。

焦らないことが、一番の近道です
先生のこの言葉通り、一つひとつ順番にクリアしていく大切さを、ココに教えてもらった気がします。
前回の記事はこちら:【子猫の闘病記2】退院、そして「3つの壁」との静かな戦い
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